メモ帳がわり
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DATE: 2013/02/27(水)   CATEGORY: オリジナル
初恋と忍者③
ここはちょっと展開練り直したい
もしくはキャラ練り直したい



その日、練習ではショックを引きずったのか、声が喉に引っかかるようで上手く歌えなかった。
メンタルの弱さを反省しながら帰途に着く。日は落ちていないが傾きかけており、薄暗いのが無性に怖くて思わず意味も無く歌いながら歩いてしまう。
公園に差しかかったとき、子供が泣くような声がした。
内心めちゃくちゃビビりながら公園をみた。狭い公園には誰もいないように見えるが、公園には、埋め立てられた古い井戸があって、大人の胸ほどしか深さはないが、子供が嵌るとでられなくなるのだ。そこにはまっているなら、助けてあげないとまずい。井戸を覗く。
「おーい、って……猫やったんや」
井戸の底には子猫がいた。子供が泣くような声で「フニャー…」と鳴いている。先日降った雨が溜まっていたのか泥だらけで、元気がなさそうだ。井戸の壁は濡れて滑りやすそうに見える。多分子猫だから上がれなかったんだ。手を伸ばしたが届かない。
「ちょっと待っとき」
鞄を放り投げて上着を脱ぎ捨てる。鞄を開けて折畳み傘を取り出しジョイントを伸ばすと、柄を持って井戸に差し入れた。
「ニャンコ、捕まって」
声をかけるが、怯えているのか動こうとしない。引っ掛けようとすると嫌がって逃げてしまう。
僕は頭を掻くと最終手段に出ることにした。自分で降りる作戦である。
びしゃびしゃに濡れてこもった臭いのする井戸の底に猫を踏まないようにそっと降り、フニャフニャ鳴いている泥んこの子猫を抱え、外に出してやる。
「ニャンコお前、ウチの母さんに怒られる時は一緒やけん。制服、めっちゃ汚してしまった」
スラックスもワイシャツも、得体の知れない泥水で汚れてしまった。母さんが鬼の顔をするのが目に見えるようだ。
ガックリ溜息をつくと、頭の方から声が降ってきた。
「メイコ!こんなところにいたのか!!」
公園の入口から男が小走りでやってくるのに、僕はギョッとした。
男はまあかっこいい部類に入ると思う顔立ちだ。切れ長な目とすっと通った鼻筋は和風の顔立ちだ。なぜか時代錯誤な着物を着ていて、走ったせいか裾が乱れていた。身長が高く、迫力がある。
その、明治時代の書生さんのようなコスプレをした男は子猫を抱き上げると泥が付くのも構わず抱きしめた。
「メイコおおお。俺は、お前がいなくなったと思って……ぐすっ。ああ、こんなに泥だらけになってしまって寒かったろう」
迫力も形無しの有様で顔面が崩壊していた。
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