メモ帳がわり
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DATE: 2013/04/12(金)   CATEGORY: 未分類
今日もひとかけら
今日も頑張って即興小説。
15分380字位。ちょっと増えた??

ところで皆様の叶わぬ恋、視点(主人公)の性別が知りたいのです
今度会ったら忘れずに聞くぞ
手をつないで橋を渡った。

手の先には、小さな頃から一緒だったマコがいる。よく気があって、好きなものも似ていた。
食べ物ならゆでたまご、花ならガーベラで、空色の硝子玉を宝物にしていた。
一緒に吹奏楽部に入って、オーボエを吹いた。

だから、好きな人が同じなのもしょうがなかったのかもしれない。


「マコ、あたしね、先生よりマコが好きよ」

あたしはそう言って手を大きく揺らした。
うふふ。マコがなんだか大人みたいな笑い声を出すから、手を引っ張って「笑わないでよね、光栄なことでしょ」と文句を言う。
マコは橋の真ん中まで来ると、止まってこっちを見た。

「さっちゃん、わたしもね、先生よりさっちゃんの方が好きよ」

マコが綺麗な瞳でこっちを見ている。

「でも先生も好きだったのよ」

目の端からコロリと水滴が落ちるのが見えた。
そうだね。あたしは手のひらで、マコの頬とついでに自分の涙を拭った。


お互いの結んだ手のひらの、真ん中にある気持ちをそっと川に流す。
川の上の方から花弁が流れてきて、ひらひらと流れていった。
見事な快晴の、素敵な初夏の空だ。


先生の結婚式にふさわしい日だった。
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